滋賀県、腰痛治療

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手術を躊躇う疾患 ③: 外反母趾

2025年08月01日
今回のテーマとして重篤になれば手術せねばならないけれど、まだそこまで達していない症状で[手術を躊躇う疾患]のお話をさせていただいております。

先月は俗称[ガニ股]、病名[外反股]についてご紹介しました。
妊婦さんが出産後に開いてしまった股間を直すため、産科医院で指示されて我々のような治療院を訪れられることはご周知の通りです。
しかし、ガニ股が常の人では、何処で直せば良いのか知らないのが現実のようです。
外反股のままだと体幹が前に傾き、直立姿勢が苦しくなって結果的に肩凝りを起こすのですが、中には肩凝りを感じ難い人もおられるのが現実です。
それでも頸肩背部の前傾姿勢が固まった人では、頭部の症状は感じられるため頭痛や眩暈・肩関節の可動域制限を感じて病院を受診されることはあるようです。
ですが更にその歩きの悪い[破歩(はほ)]になる原因の一つに外反母趾が挙げられます。
患側側の足を庇うため歩幅が短くなり、その側の膝関節は完全伸展が果たされませんので破歩となり、結果 その側に体幹が傾いて肩が下がってしまうのです。

ご存知のように外反母趾=母趾外反症とは、拇指の指先が手指で言う示指側に向くもので、反対に中足骨と拇指付け根との関節が肥厚して歩行時に痛みを生じさせます。
重篤になると拇指先が示指の下に潜り、それが常態化すれば硬くなります。
足の横アーチの低下を伴うことが多く、素因は靴などの機械的刺激のほか慢性関節リウマチでもよく見られる変形です。
西洋医学的治療は外科的手術が選択されるのですが、東洋医学では早期のうちなら手技で完治が果たされます。
我々のような理療師では固くなった足背と足底部の筋肉を緩ませ、運動法を行なうことで拇指と示指間に隙間を設けるのですが、ご本人が痛みに耐えられるのでしたらご自身でも可能です。

その方法とは入浴中に浴槽で患部を暖め、拇指を手指で挟み左右に回す(或いは捻る)のです。
充分に患部を暖めても中足骨間の筋肉が固まっているはずですから、多少は痛みを感じるでしょうが、外科的手術よりは軽度だと言えるのではないでしょうか?。
ちゃんと整復が果たせた後、親指が独立した靴下を履いたなら再発の危険が下がる人が多いようです。
それでも「自分で行なうのは怖い」とおっしゃるのでしたら、治療院での施術をお勧めします。

著者プロフィール

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兼田 茂和

国家資格あん摩マッサージ指圧師保有。
日常的に抱えている慢性痛に対し、その痛みの原因を追究して根本を改善することで、痛みの軽減を目指します。日々、人の命を預かる重みを感じ、ひとりひとりに合った施術で、最後まで誠心誠意施術致します。

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  • 腰痛の原因になる歩き方

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