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何処で診てもらったら良いの?:拇指関節狭窄症→労働制筋肉疲労

2026年01月05日
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さて昨年から肩凝りなどで起こる様々な症状についてご紹介してきましたが、先月は胸郭出口症候群と呼ばれる体幹の異常について述べさせていただきました。
歩行時の癖や仕事による姿勢の悪さで正常な体幹の形が崩れ、諸関節に纏わる筋肉が過緊張(或いは過伸展)されたため、胸部の腹腔内や体表で違和感や痛みを感じると言う疾患でした。
それは脊柱矯正術や揉捏法で比較的簡単に解消を見られるのですが、歩行の悪癖や仕事姿勢を正さねば再発を見てしまうという症状でした。
今回ご紹介する症状は手指の関節周囲の筋肉が硬くなることで、関節の隙間が狭くなり痛みのために物を握り難くなると言う疾患です。
永年その症状を我慢された人では関節軟骨が摩滅し、骨の変形をきたすことが多く、最悪の場合外科的手術が必要になることもあります。
その症状の多くは拇指と四指のうち示指と中指、或いはそのどちらかでハサミを使う仕事や、常に物を掴む仕事や趣味で握力を必要とする人で生じさせます。
症状の多くは母指付け根付近で起こることが多く、関節可動域の制限や指の動作痛で物が握れなくなる疾患です。
その症状の詳細をご説明する前に、上肢(腕)の構造についてご説明させていただきます。

上肢は上腕骨と前腕骨(尺骨と橈骨)と8個の手根骨と5個の中手骨と14個の指骨から構成されています。
蛇足ではありますが、上腕骨と前腕骨と言うのは腕の骨のことで、手首から先は複雑な形をした手根骨があり、手指の根元と関節する掌(又は甲部)の中手骨があります。
更に先は指の骨があるわけですが、指骨の名称は中手骨側から基節骨・中節骨・末節骨と呼びます。但し母指は骨が二本なので、基節骨と末節骨だけで、中節骨はありません。
更に一本の指の骨の各部の名称は、近位部から底(てい)・体(たい)・頭(とう)と呼びます。
各々の骨の関節を指節間関節(蝶番関節)と言い、可動範囲は鞍関節に比べると非常に狭いと言えるでしょう。
母指の手根中手関節は手根骨の一つである大菱形骨と、母指の根元に存在する第一中手骨との間にできる関節で、典型的な鞍関節で可動範囲は広く、物を握るのに大きな役割を果たします。
母指の運動に関わる筋肉はと言うと、代表的なものに物を握る際に活躍する母指屈筋群と母指対立筋があり、母指を広げる際に活躍するのが母指外転筋群と母指伸筋群です。

母指対立筋;
起始は手根骨の一つである大菱形骨屈筋支帯に始まり、第1中手骨体の橈側縁に停止します。
作用は拇指の対立運動(拇指を小指に近付ける)ことです。

長母指外転筋;
前腕背側下部に認められ、その停止腱は手首の外側で、短母指伸筋腱の外側に触れる事ができます。
橈骨及び尺骨体の後面と前腕骨間膜に始まり、第一中手骨底に停止します。
作用は母指の外転(母指を示指から離すこと)です。

短母指伸筋;
拇指を強く伸展すると手根部後面の外側に窪みができます。
この窪みを(橈骨小窩又は、タバチェール、又は、snuffbox[かぎ煙草入れ]と言います。
橈骨小窩の内側壁は、長母指伸筋の腱によって作られ、外側壁は、短母指伸筋の腱によって作られます。
拇指を左右に振ると、更に外側に長母指外転筋の腱が現れます。
橈骨体の後面と前腕骨間膜に始まり、拇指の基節骨底に停止します。
作用は拇指の基節を伸ばすことです。

長母指伸筋;
尺骨体の後面と前腕骨間膜にはじまり、拇指の末節骨底に停止します。
作用は拇指の末節を伸ばすことです。手指の動作には直接関わりませんが、腕橈骨筋もこの病状に関係します。
前腕の外側にある筋で、肘窩の外側はこの筋の起始部で境されています。
肘関節を曲げながら前腕を回外(前腕を外に捻る)させると、前腕の外側縁にこの筋の緊張しているのがわかります。
上腕骨外側縁の下半部に始まり、橈骨茎状突起に停止します。作用は前腕回外(前腕を外に捻る)ことと、回内(内捻り)で中間位で肘関節を屈曲するはたらきをします。

過労により上記の筋肉が硬くなることで弛緩が困難になり、諸関節の隙間が狭くなることはこれでご理解いただけるでしょう。勿論筋肉疲労も生じるのですから、動作痛も感じるはずです。
関節の中でも手根中手関節が狭くなれば、他の関節が伸びても大きく掌を開くことが困難となり、ハサミを使う人では握ることができたとしても掌を開くことができないでしょう。
治療は揉捏法などで筋肉の弛緩を果たすだけでなく、関節の隙間を広げる必要があります。

私は指圧を施すことが多いのですが、他の治療院では器具を用いた治療も行なわれているようです。
しかし不幸にも関節部の軟骨が摩滅し、骨が変形したり関節部の向き合った骨同士が癒着したなら、外科的手術でしか回復が望めないでしょう。
母指周囲の筋肉に異常を感じたなら、早期のうちに筋肉の弛緩術を受けられることをお勧めします。

著者プロフィール

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兼田 茂和

国家資格あん摩マッサージ指圧師保有。
日常的に抱えている慢性痛に対し、その痛みの原因を追究して根本を改善することで、痛みの軽減を目指します。日々、人の命を預かる重みを感じ、ひとりひとりに合った施術で、最後まで誠心誠意施術致します。

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