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何処で診てもらったら良いの:腕が上げられない = 偽五十肩 = 上肢帯の筋肉異常

2026年03月02日
今回のテーマとして肩凝りで起こる様々な症状をご紹介してきました。
先月は肩凝りによる不快感で睡眠導入剤の服用でも安定した睡眠が得られず、幾度も寝返りを繰り返し結果、[寝不足]に陥られる可能性の一つに体幹の異常があることをご紹介しました。
身体の自然なカーブが失われたことで、体幹の諸筋肉が過伸展(又は過緊張)することで就寝姿勢が苦しくなり、幾度も寝返りをうったりして睡眠不足に陥られるものです。
脊柱矯正術で改善が図れるのですが、体幹の異常をきたした原因が生活習慣にあるのならそれを改めねばなりません。

今回ご紹介する疾患は頸肩背部の諸筋肉の凝りで、上腕を挙上させようとしたら鋭い痛みを感じ、五十肩(或いは四十肩)と誤診されるかもしれない症状について述べさせていただきます。
肘が肩の高さまでしか上げられないと言うと[五十肩(或いは四十肩)]では?と思われるのは一般的ですが、このような症状は肩背部や上腕の筋肉の凝りでも生じます。
一例を挙げますと上腕上端にある三角筋は、上腕骨を前方・側方・後方へ引き上げる初動作筋ですが、この筋肉を凝らせますとどの向きであろうと腕が上げ難くなります。
また肩甲骨に或棘上・棘下筋も上腕骨を挙上させる筋肉なので、この筋肉が凝り固まると上腕の挙上の妨げになります。
以下に主な上肢帯の筋肉の例をご紹介しますが、整形外科を受診して一年が経過して症状が改善するどころか悪化したなら肩凝りを疑ってみてください。

■上肢帯の筋(肩甲筋)
肩甲骨と鎖骨から起こって上腕骨に着く筋群で、これには三角筋・棘上筋・棘下筋・小円筋・大円筋・肩甲下筋の6筋が挙げられます。

三角筋とは:
肩関節を外側から包んでいる三角形の巨大な筋で、腋窩神経に支配されて肩の丸みを作っています。
起始は鎖骨の外側部と肩甲骨の肩峰と肩甲棘で、停止部は上腕骨の三角筋粗面です。
作用は上腕の水平位までの外転(側方挙上)・屈曲(前方挙上)・伸展(後方挙上)です。

棘上筋とは:
肩関節の上方を腱となって走り、腱は関節包と癒合して関節包を補強しています。
棘上筋は僧帽筋に覆われているため、普通の状態では体表上では認められませんが、上腕を外転(体幹から離すこと)すると肩甲棘の上部に棘上筋の堅くなった物が認められます。
起始は棘上窩で、停止は上腕骨大結節で、作用は上腕の外転(体幹から離す)です。

棘下筋とは:
大部分は三角筋に覆われているので、動作しなければ観察できませんが、上腕を外旋させながら肩甲棘を触れると棘下筋の動くのを確認できます。
起始は棘下窩で、停止は上腕骨大結節で、作用は上腕の外旋(外捻り)です。

小円筋とは:
棘下筋と同じ方法で確認できますが、起始は肩甲骨外側縁にはじまり、上腕骨大結節に停止し、作用は上腕の外旋(外捻り)・内転(体幹に近づける)です。

大円筋とは:
上腕を後内側に運動させると高まっている部が大円筋で、肩甲骨下角の肩甲面から起こり上腕骨内側から前にまわって小結節稜に停止し、作用は上腕の内旋・内転です。

肩甲下筋とは:
大部分は肩甲骨と胸郭の間にあるので体表からは観察できませんが、起始は肩甲下窩(肩甲骨の肋骨側)で上腕骨小結節に停止し、作用は上腕の内旋・内転です。

余談ではありますが五十肩(或いは四十肩)とは:
学名を肩関節周囲炎と言い、肩関節に関わる諸筋肉の先である腱と腱鞘の間で生じる炎症が原因で関節可動域に制限が加わるものを言います。
棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の腱は、まとまって一つの板状の腱板を形成し、不安定な骨性構造をしめし、肩関節の上腕骨頭を前・上・後方より補強支持しています。
これを回旋筋腱板と言い、三角筋を取り除いた状態で上腕骨の結節部を外側から見ると、前方(小結節側)に肩甲下筋、その上に肩甲骨の一部で前方に位置する烏口突起があります。
更に烏口上腕靱帯、上腕骨頭の上の部分には棘上筋が、その後ろに肩峰が有り、下へ腱板を形成して後下方に棘下筋と小円筋が並びます。
肩の回旋・屈曲・伸展などで、これらの筋はいつも烏口突起や肩峰と触れ合い、摩擦が生じるため、腱板はこれらの骨突起と大・小結節の間に挟まれて損傷を受けやすいのです。
老年性の退行変性や外力を受け、肩関節周囲炎や断裂などを起こしやすいのです。

以上のことから肩関節周囲炎なら時期が来れば炎症は完治が見込めますが、腱ではなく筋肉に異常があれば保存療法では筋肉に廃用性萎縮が生じることで、症状は重篤になることが予想できます。
肩関節周囲炎と誤った判断で保存療法が選択され、生活の質の低下が見られれば早期のうちに凝り固まった筋肉を緩めねばなりません。
前述の筋肉を触知し、硬く凝り固まっているようならそれは間違いなく肩凝りです。

著者プロフィール

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兼田 茂和

国家資格あん摩マッサージ指圧師保有。
日常的に抱えている慢性痛に対し、その痛みの原因を追究して根本を改善することで、痛みの軽減を目指します。日々、人の命を預かる重みを感じ、ひとりひとりに合った施術で、最後まで誠心誠意施術致します。

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