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何処で診てもらったらよいの: 視力低下 → 虚血性眼疾患 → 肩凝り
- 2026年05月01日
- 今月のテーマとして肩凝り由来の疾患の症例をご紹介しております。
先月は内耳の虚血による難聴について述べさせていただきました。
耳が聞こえ難い状態に感音性難聴と伝音性難聴があり、感音性難聴では蝸牛神経と呼ばれる聴覚神経の衰退による難聴で、これは我々では太刀打ちできない疾患です。
一方特発性難聴と呼ばれる難聴のうち伝音性難聴では、耳小骨と呼ばれる空気の振動を増幅させる器官を回復させれば難聴の原因を取り去れる疾患です。
我々のような理療師が行なう施術で、内耳の血流を回復させることができれば症状の回復が見込める疾患と言えるでしょう。
今回ご紹介する疾患は、先月の新着情報をご覧いただいた人なら気がついておられたかもしれませんが、同様の理由で眼のピントが合い難い視力低下について述べさせていただこうと存じます。
それにはまず眼の構造からご説明し、何故視力低下が生じるかをお知りいただかねばなりません。
眼球は 注)眼窩内に在って直径約24mmで、重さは6から8gでほぼ球状を挺しており、前方は瞼によって防御されています。
注) 眼窩とは:頭蓋骨の顔面で、眼球を入れる窪みのこと。
眼球の壁は3層の膜からなり、外層から眼球線維膜・眼球血管膜・眼球内膜があり、内部にレンズ状の水晶体・硝子体・眼房水を入れています。
眼房水は 眼内組織(水晶体 硝子体 角膜など)の栄養液として存在するものです。
眼球線維膜は強膜と核膜とから成り、私達が普通白目と言っているのは 強膜の前方部がその上にある眼球血膜を通して見えているものです。
角膜は眼球の前方中央部にある無色透明な膜で 眼球の前6分の1を包んでいます。
私達が普通黒眼と言っているのは、透明な角膜を通して虹彩と瞳孔が見えているものです。
眼球血管膜と眼球内膜については、長文になりそうなので省略させていただきます。
後面から見ると、放線状に毛を並べたように見えるのが毛様体と呼ばれるもので、水晶体の外側縁に付く線維性の毛様体小帯(チン小帯)によって水晶体の弯曲を調節します。
水晶体は虹彩の後方 硝子体の直前にある小さい両凸レンズ状の固い構造物で、その長径は約1cmです。水晶体の周囲からは 毛様体小体(チン小帯)と言う細い線維が出て、毛様体突起に付着しており、毛様体筋によって水晶体の凹凸を調節します。
その前に位置するのが虹彩で、虹彩はカメラの絞りに相当するもので、毛様体から起こって水晶体の前方に位置する輪状の色素膜で、虹彩の中央部の小孔を瞳孔と言います。
水晶体と呼ばれるレンズを通過した画像は網膜と呼ばれる眼球内膜に達します。網膜は後半部の光を感じる網膜視部と、前半部の光を感じない網膜盲部とに分けられます。
水晶体と網膜の間にある無色透明のゼリー状の物質を硝子体と言い、眼球の後ろ5分の3を占め、眼球の内圧を保ち、眼球に一定の形を与えるものです。その90%は水分です。
何とかご理解いただけるように記させていただきましたが、要するに眼内レンズを調節する毛様体筋にエネルギーが送れなければ、水晶体の凹凸調整が果たせなくなるわけです。
その多くは虚血状態に陥った毛様体筋の廃用性萎縮のため、弾力性や厚みを失ってピントを合わせ難くなった毛様体筋がピーンと網様体を引っ張ることで、水晶体(レンズ)の厚みを薄くして凸レンズが固定することになります。
ここで言うエネルギーとは勿論血液のことで、肩凝りや首凝りで眼球に達する栄養が滞れば遠視や近視が酷くなると言うわけです。
ですから当院では、自動車の運転免許の前日などに肩凝り治療を受けられる人が多いのです。
著者プロフィール

兼田 茂和
国家資格あん摩マッサージ指圧師保有。
日常的に抱えている慢性痛に対し、その痛みの原因を追究して根本を改善することで、痛みの軽減を目指します。日々、人の命を預かる重みを感じ、ひとりひとりに合った施術で、最後まで誠心誠意施術致します。
WEBサイトの営業電話はお断りしております。
















