鯖江市在住 Tさん 60歳 男性 警備員
定年を1ヵ月後に迎えようとした頃から腰に違和感を覚え、それでも何とか日々の業務を勤め、送別会に参加し、翌朝起き上がろうとした時、腰が痛くて、足が殆ど動かせませんでした。
脳裏に浮かんだのは、退職後 自分をガードマンとして雇い入れてくれると言った先輩のことでした。
足が動かず、腰から下に痛みがあっては、そう言った仕事に就けないではないかと恐怖にも似た感情が湧いてきました。
最寄の総合病院に診察してもらった結果、腰部脊柱管狭窄症の疑いがあるとの事でした。
そこで担当の先生に言われた事は、手術をするか否か、したとしても数ヶ月の入院が必要で、絶対完治するとは保証出来ないとのことでした。
手術を行わない場合、保存療法と言って、鎮痛剤や湿布薬を処方して痛みを鎮める方法の二者択一であるとの事でした。
とりあえずその日は、薬をもらって帰り、どうしたものかと困り果てていました。
妻の実家からの勧めで、痛みを緩和してくれる兼田治療院のことを知り、相談を持ちかけました。
初診当日 凝り果てていた筋肉を緩ませてもらい、足の痛みは治まりました。
しかし腰痛は強度の違和感として残りましたが、3回目の通院で、帰りには妻の肩や杖を使わずに自分の足だけで歩いて車まで移動できました。
治療は少し痛かったものの、通院8回目には自宅の周囲を運動のため歩けるようになり、「少しやりすぎたかな」という時は、鎮痛剤を飲んで過ごしました。
鎮痛剤は、2種類、1つは念のためにと言うか、痛みが襲ってきたらという恐怖心から、通院中も飲んでいました。
もう一方は、医師から我慢できない痛みに襲われたら飲むようにと言われていたが、これは通院するようになってからは飲まずにすみました。
「また、酷く痛んだり、足が動かし難くなったら、すぐに来るように」と言われ、治療を終了し、今はガードマンとして、駐車場の交通整理に励んでいます。
先生のコメント
Tさんが来院された時の脊柱は、全く柔軟性が見られず、背を丸めて、片方の肩を奥さんに抱えてもらい、もう一方は杖の助けでようやく歩けるといった感じだった。
とにかく当初は、痛みを我慢して歩き続けた結果、凝り固まった筋肉を緩める事に専念した。
痛みの程度は人それぞれだが、歩行中の痛がり方や、治療中の痛がり方はかなり酷い物で、指をあてて圧を加えるたびのうめき声は、「この人 本当に警察官?」と奥さんのほうを見ると、苦笑している様子が感じられた。
二度目の来院からは、帰りには奥さんの肩は必要とせず、杖を持ちながらでは在るが、自力で奥さんの運転する車まで歩いて帰って行かれるようになった。
念のためと、効能の低い薬を服用されていることは伝えられていたが、胃を荒らす可能性があるので、出来ればやめるようにと言っていたが、それは出来なかったようである。
脊柱の柔軟性が50%程度回復した頃からは、背を真っ直ぐに伸ばして歩けるようになり、運動障害も低下しつつあった。
今度の仕事も立ち仕事と聞いていたので、杖が必要でなくなったら、治療終了と考えた。
治療に加え、背筋を鍛える運動を行なってもらい、来院時には治療に加え、運動療法 自動的運動法の指導も合わせて行なった結果、何となく小さな違和感は残るものの、そう早くはないが、やや早歩きが出来るまでになった。
勿論 杖を必要としなくなったことは、言うまでも無い。
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